バルセロナの豆腐屋で弁当をつくる夫と妻の個人的な日記

Diario de la tienda de tofu en Barcelona.
バルセロナ豆腐屋日記はこちらから見れます。

Este blog es escrito por chef de Tofu Catalan en Barcelona.
Tofu Catalan, Tofu Catalá es primera tienda de tofu en Barcelona. Se puede encontrar la comida auténtica japonesa y la comida para llevar allí.
Nuestro tofu es muy fresco y sano.
El obento (comida para llevar) es casero. Hay alguna comida para vegetariano tambien.

主に日本語で、家庭料理のレシピや食べ物に関する事、レストランなどの感想を書いています。

たまに、イタリア語(Italiano)やスペイン語(Español)、カタルーニャ語(Catalá)でも書いてます。

デカ猫は、「バルセロナ初の豆腐屋」(Tofu Catalán、東風)で料理人としてバルセロナに出没してます。
チビ兎は、東京の大都会でピョンピョンしてます。

イタリア語でも、日本の家庭料理のレシピや日本文化を紹介していますのでご覧ください。

Si può leggere delle ricette della cucina giapponese domestica e la cultura giapponese anche in italiano .

4.19.2011

福島第一原発の事故に思う

3月11日に発生した東日本大震災。未曾有の津波に東日本の太平洋側地域ほぼすべてが襲われた。しかもこれに追い討ちをかけたのが福島第一原発の過酷事故。周辺に住んでいる方、また作業員の方への被害は甚大だ。また今後長期にわたってでてくる健康被害も計り知れないだろう。少なくとも数十万人の癌による死亡増加は避けられないだろう。

原発震災を避けろ!とかねてから地震学や地球物理学の研究者である石橋克彦氏が指摘してきたとおりの事態が起きてしまった。私も数年前に彼の主張に触れる機会があり、これはとんでもないことだと思い、中部電力に「東海地震発生までの間、少なくとも浜岡原発の運転を停止して欲しい」と申し入れに足を運んだことがあったが、まさかこんなに早くに「想定どおりの事故」が発生するとは思っていなかった。この点は甘かったと思う。まあ私一人ががんばったところで現実を変えるほどの力は持ち合わせてはいないけれど。

http://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/9710kagaku.pdf

日本において私がやってきた仕事にも大打撃が発生しているし、バルセロナの日本食=健康というブランドイメージも失墜してしまった。原子力推進をしてきた日本政府・電力会社・推進派の学者達の罪は重い。
今、内閣府で原子力に関する意見をインターネットで募集しているというのを知り、早速意見を投稿した。
要旨を以下、公表した。原発に関して自らの意見を表明したい方は、ぜひ内閣府のホームページにアクセスして意見を投稿してはいかがか!?
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主旨
想定される東海東南海地震までの期間、浜岡原発の運転停止すること。また脱原発に向けたエネルギーシフトを促す社会的政策の推進。

日本政府への意見と理由

今回の福島第一原発の過酷事故により、原発が地震に対して十分な備えがなかったことが客観的に明らかになった。この事故がもたらす今後長期にわたる健康被害ははかりしれない。また今後の日本経済に対するダメージは、現時点での想定よりはるかに深刻だと考える。 日本国民の生命・財産を守るべき政府の施策は、数多くあろうが最低限の責務は、再び同様の事故を絶対に起こしてはならないということに尽きる。 かねてから地震学者や原子力の一部研究者から懸念の声があがっている通り、浜岡原発は東海地震の想定震源域に立地している。検証していただければわかるが、地盤は砂岩等の非常にもろいものであり、東海地震発生時の揺れに対する配管等の耐震性が十部とは考えられない。また中部電力が作るとしている津波対策の塀も、現地の砂地状の海岸と段丘で塀を設けても繰り返し襲う大津波には無力であろう。そもそもこの見直し工事が終了するまでに地震が発生したらどうするのか。福島同様の事故が起こったならば、日本経済は破綻といってもいいだろう。諸外国は二度目の事故に対して、どのような態度をとるであろうか。二度目は想定外ということではすまされない。 少なくとも東海地震が過ぎ去るまでは、運転を停止すべきだ。 また、今回の福島の事故で、原発事故の膨大なリスクが明らかになった以上、日本政府はエネルギーを再生可能エネルギーを積極的に推進する必要があろう。コンバインドサイクル式の火力、天然ガスを利用した新型の火力なども電力需要からすれば当面必要だろうが、太陽光・風力・小型水力等の自然エネルギーの分野に、積極的に支援を行うことが求められる。今まで原子力推進に要してきた資金を投ずれば、劇的な効果が現れるのは明らかだ。日本の高い技術力と英知を発揮し、技術的にも文化的にも世界を牽引する立場に再び立てると思う。これらの新エネルギーは小型で地域に分散させた方がよいため、発電送電事業の分離やエネルギーの地方分権化も政治の問題として協力に推し進めていく必要がある。しかし、この方が多くの雇用や、経済効果を生み出すだろう。 今必要なのは、政府の英断であり、変化をおそれない勇気だと思う。

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